九度山 丹生官省符神社~高野山表参道の入口

慈尊院・弥勒堂の脇のちょっと長くて急な階段を上ると、丹生官省符神社があります。(慈尊院に立ち寄らないのでしたら、慈尊院の門からまっすぐ階段を上ってください。)

慈尊院山門から

高野山の歴史に欠かせない神様

丹生官省符神社は、弘法大師・空海が高野山の地を与えてくれた神様を祀るために慈尊院の上に建てた神社です。高野山ゆかりの神様とは、丹生都比売大神(別名・丹生明神または稚日女命。天照大神の妹だったんですねぇ)と高野御子(丹生都比売の子)。

丹生官省符神社2

高野御子は猟師の姿で空海の前に現れ、白黒2匹の犬(古い文献では黒い大小の犬)を案内役に高野山へ導いた神様。このとき空海は、真言密教修禅の場を選ぶために唐から投げた三鈷杵を探している途中でした。

丹生都比売は山の主で、空海に高野山の開創を許してくれた神様です。

高野山の歴史を現す絵画には男女の貴人など、この2神を現すものが必ず描かれています。

丹生官省符神社

写真のように思ったより境内も広く、拝殿も立派です。でも残念ながらその奥にある朱色の美しい社殿は、表からはほとんど見ることができません。

ところで、丹生都比売の「丹」は硫化水銀から生まれる鉱物で朱色をしています。「丹生」はこの鉱物の産地という意味。

神社や鳥居は元来この色をしていたそうです。

高野山表参道の入口

先述の通り、神社の前には急な階段があります。ですが、階段そのものはしっかりしているので、ゆっくり休みながら上れば大丈夫。風情のある階段なのでぜひ上ってみてください。

丹生官省符神社入口

御朱印もいただけます。

九度山丹生官省符神社御朱印

ちなみにここが町石道(高野山の表参道)の出発点。高野山の大門までの約22kmの間に180町石があります。高野山に近くなるほど町石の数字は減って行き、それぞれに密教の諸尊を表す梵字が刻まれています。

ということは、もう何度となく出てきている世界遺産の一部です。

この町石道を2時間ほど歩くと、丹生都比売神社(世界遺産)に行くことができます。こちらでも丹生都比売と高野御子が祀られていますが、丹生官省符神社よりも規模が大きく、社殿も美しい神社です。

高野山だけが世界遺産ではない

今回の高野山・九度山の旅では、やたらと「世界遺産」という言葉が出てきました、高野山は、正確には世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部で、本来は、これに熊野三山と奈良の吉野が加わります。世界遺産のありがたみが薄れるくらい(?)とても広大な地域です^^。

ちなみに、「道」の世界遺産はスペイン・フランスの「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」に次いで2例目。こちらはキリスト教の聖地です。国を跨いて続いており、巡礼者数からしても桁違いの規模です。

真田家ゆかりの聖地といえば

聖地繋がりということで…。真田ファンの聖地が九度山にあります。

真田家ゆかりの善名称院(真田庵)は九度山駅から慈尊院へ向かう途中、5分くらいのところにあります。

こちらは真田昌幸最晩年の地。先にご紹介した蓮華定院から息子・信繁共々移されて来ました。

御朱印もいただけますが、「尼寺霊場」の20番札所のものです。現在この霊場の御朱印をすべて集めることはできなくなっています。

こちらも人気のスポットです。

アクセスMAP

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする