高野山 胡麻豆腐の老舗・濱田屋で食す

高野山で一番有名な胡麻豆腐の老舗、濱田屋。高野山を特集したテレビ番組やガイド本でも必ずと言って良いほど登場します。

私も高野山を訪れたらぜひ寄ってみたいと思っていました。今回はその感想です。

ただし、今回は楽しい情報ばかりではありません。おすすめ情報をご覧になりたい方は別記していますのでこちらをご覧下さい

「ま、こんなこともあるんだな~」程度に、一個人の感想を読んでいただけると幸いです。

胡麻豆腐

製法はまじめ

胡麻豆腐で有名な濱田屋ですが、元々は大豆を使った豆腐屋でした。胡麻豆腐の歴史は昭和中期から。専門店になったのは平成19年のことです。意外と最近なんですね。

生にこだわり、材料は胡麻・葛のみで無添加。製法もシンプルなので、素材の味がすべてです。ですから、どなたでも安心して食べられます。

さて、出来立てが一番おいしい胡麻豆腐。店内で食べることができます。

営業時間は9~17時ですが、その前に売り切れてしまうことが多いようです。実は前日も15時ごろに寄ってみたのですが、すでに閉まっていました。

他の観光客がランチに行くお昼時に並ぶのがおすすめです。あまり並ばす、さらに売り切れの憂き目にも会わずに済みます^^。

接客態度はイマイチ

さて、イートインといっても喫茶店のような椅子やテーブルがあるわけではなく、出窓に腰掛けて、隙間にお盆に載せた胡麻豆腐を置いて食べることになります。

その出窓は2人掛けにちょうど良い幅。店側も2人客を意識しているようです。

そこに奇数客が入ると露骨に不機嫌対応に…(私も1人でした^^;)。声まで出されなかったものの「ちっ!」という表情をされてしまい、さすがに絶句。東京なら苦情を言ってさっさと出てくるところですが、滅多に来られる場所ではないので我慢してしまいました。

ぶつぶつ文句を言われながら通されたところは、持ち帰り品売場の行列の前^^。頭上でペチャクチャ喋っている人たちに取り囲まれて薄暗いし、衛生的にも「…」。

「混んでいるので駐車場の空きスペースで食べてほしい」と言われたお客さんは本当に怒って帰ってしまいました。

言い方というものがあるでしょうに^^;。

ちょっとの加減が台無しに

さてさて、本題の胡麻豆腐。

味はわさび醤油か和三盆糖が選べます。土休日限定の抹茶味もあります。

でもこの日は伽藍金堂の本尊御開帳で混んでいたので抹茶味はありませんでした。残念でしたが、欲張って残る2種類を注文。

食感はブルンブルン^^。葛餅のような「もちもち」ともちょっと違います。これはちょっと感動!

高野山でもいくつか胡麻豆腐を食べましたが、この感触はここだけです。

肝心の味は…

高野山風景2

…正直、いまいちでした。一部分だけは確かに胡麻の味が濃くておいしいのですが、ムラがあって大部分が井戸水の成分(?)の味。

入店時刻が12時半。生ものなので足が速いとは聞いていましたが、胡麻の風味がそれほど早く飛んでしまうものなのか、単純に混ぜ方が足りないのか…。

いつも一定のものを作るのが職人の技だと思っているので、まずその点にがっかりしました。

また、糖蜜は量が少なすぎてスプーンの背で広げても、豆腐全面に塗ることができません。和三盆糖は繊細な優しい甘さが魅力ですから、あまりに少ないと本体の味に負けてしまいます。

塗り広げると全く糖蜜の味がしなくなってしまうので、こちらを注文したときは、一点豪華主義(?)で1ヶ所だけ糖蜜をつけて食べるのが良いかもしれません。

良い素材には調味料にも良いものを、という考えなのかもしれませんが、存在がわからなくなるくらいなら、いっそ黒蜜や蜂蜜など、天然のものだけれど比較的安価なものをたっぷり付けてくれた方がうれしいです。せっかくの引き立て役なのですから。

ところで食べ比べた結果ですが、私はオーソドックスな「わさび醤油」の方が好みでした。

店を守るために必要な厳しさもある

先ほども書きましたように、「生」にこだわった店なので、持ち帰りには厳しい管理をしています。それは、どんな近距離であっても保冷材とクーラーボックスがないと絶対に販売しないこと。

持参すれば問題ないのですが、店で購入すると割高になるためか客と一悶着起きることが^^;。

でも、これに関しては店の対応は正しいと思います(言い方に問題はあっても)。客側は「すぐ食べるのだから、多少融通を利かせてくれても良いのに…」くらいの意識ですが、特に食べ物を扱う店は一度でも食中毒を出したら倒産必至です。

自らの手を離れたらどのような扱いをされるのかわからないので、慎重になるのは当然でしょう。「情」とはまた別の問題です。それだけ厳しく言えば、お客さんも慎重に扱うようになりますしね。

デリケートな物は取り扱いも面倒。その地でお腹に収めるのが一番だと思います。

さて、いろいろ書いてきましたが、他のクチコミサイトや書き込みを見ると、この店の評判はそれほど悪くありません。たまたま私が「はずれ」を引いただけかもしれませんね。

今回はおすすめ情報ではないので、アドレス等は載せませんでした。

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