塩船観音寺 つつじ祭り&本尊御開帳

東京・青梅市にある別格本山・塩船観音寺は年に数回、秘仏の本尊御開帳があります。GW中は5/1~3です。5/2は平日。多少は空いていることを期待しで行ってきました。

塩船観音寺山門

つつじ祭り

塩船観音寺は真言宗醍醐派のお寺ですが、つつじが有名です。「東国花の寺百ヶ寺」のひとつでもあります。GW前後はつつじ祭りが開かれて、とても賑わいます。最盛期にはコロシアムの如く、つつじの花に覆わんばかりに囲まれるので、余計なものが視界に入らず、とても華やか。

塩船観音寺つつじ祭り4

ところで、塩船観音とは、周りの地形が小丘に囲まれて船の形に似ているところからつけられた名前なのだそう。行基がその形を仏が衆生救済を願い、悟りの世界(彼岸)に導く船=「弘誓(ぐぜい)の舟」になぞらえたとされます。でも、「塩」はどこから来たのでしょう?

つつじに浮かぶように立つ正面の観音様が、塩船平和観音です。一般的には白衣(びゃくえ)観音といわれる観音様。左手で傾けている徳利には、枯れることのない功徳水が入っており、私たちに無限に与え続けています。

塩船観音寺つつじ祭り

平成22年と新しいですが、顔だちも美しい青銅製の観音様です。

塩船平和観音

その足元から、つつじで囲まれている新護摩堂弘誓閣を望めます。今度はつつじを見下ろす形になるので、また違った雰囲気です。

塩船観音寺つつじ祭り3

この日のつつじは早~中咲きのものがすでに終わって、遅咲きの物が満開でした。薄桃紫色なので、ちょっと地味な印象^^。もう少し早ければ、濃赤色のものが映えてさらに綺麗だったと思います。

5/3には火渡りの荒行が

翌日の5/3は例大祭です。柴灯護摩並びに火渡りの荒行が行われます。なので、新護摩堂の前ではその準備に追われていました。

塩船観音寺例大祭準備

毎年、多くの人がこの荒行を見に来るそうで、今年も訪問日とは桁違いの混雑が予想されます。

混雑と御朱印事情

JR河辺駅から西東京バス、あるいは都営バスに乗って「塩船観音入口」バス停で下車。そこから10分ほど歩きます。西東京バスと都営バスでは停留所名が同じでも、離れた場所にあります。また、都営バスは循環の場合があり、行きは少し遠回りになることがあります。GWは西東京バスで臨時便も出るようです。

もっとも、河辺駅からは徒歩でも30分ちょっとです。良い季節なので、散歩がてら歩くのも楽しいかもしれません。

さて、ここからは下の山内図を参考にご覧ください。

塩船観音寺案内

到着してから山門をくぐると、まず阿弥陀堂があります。どちらも国の重文。

阿弥陀堂の脇に料金所があり、つつじ祭りの時期だけ¥300掛かります。

塩船観音寺阿弥陀堂

薬師堂の手前の階段を上ると本堂があり、秘仏本尊の御開帳がされています。他に鎌倉時代に作られた二十八部衆などもこちらに安置されています。

向かって右手側から本堂の中に入ることができます。格子越しなのですが、それほど混んではおらず、ゆっくり拝観することができました。

塩船観音寺本堂

堂内は写真撮影ができないので、本堂前で売っていた絵葉書より
塩船観音寺本尊

昼過ぎにのぞいてみた時も、本堂の中に入っている人はあまりいませんでした。最近の御開帳の混み具合からすると、ちょっと淋しい^^;。

いつもは本堂前のお守り売り場で御朱印をいただくのですが、この時期は本堂の脇のテントで授与していました。こちらでいただけるのはメインのものと、花の寺のもの。

塩船観音寺御朱印

塩船観音寺花の寺御朱印

普段でしたら、新護摩堂弘誓閣でもいただけるのですが、5/1~5の間は例大祭の準備等のため閉じられていました。なので、弘誓閣の御朱印(花の寺ではないもの)もいただくことはできませんでした(5/2現在)。

ちなみに、新護摩堂弘誓閣は本堂の向かって左わきを進んだ一番奥の建物です。関東八十八ヶ所霊場第七十二番札所。札所の御朱印は千手観音になります。

その裏を回ると塩船平和観音を正面につつじを一望できる一番きれいな場所になります。お昼時にはそこの芝生にシートを敷いてお弁当を食べている人たちがたくさんいました。

塩船観音寺新護摩堂

本堂の脇から反時計回りにつつじの群生の上を一周することもできます。坂のてっぺんに塩船平和観音があります。

塩船観音寺つつじ祭り2

向こう側から下りることもできますが、道が蛇行しているので、車いすなどは来た道を戻ったほうが良いかもしれません。(坂が急なので気を付けてください)

健脚の方はつつじの間を木の階段が通っているので、より近くで見ることもできます。

《追記》新護摩堂弘誓閣の御朱印

日を改めて、新護摩堂弘誓閣の御朱印をいただいてきました。

以前は、「千手弘誓閣」という墨書きの御朱印があったのですが、最近変更されたようです。合わせて印章も変わりました。

塩船観音寺護摩堂御朱印

「開山八百比丘尼」という墨書きでいただける場合もありますが、どちらも同じ人物です。人魚の肉を食べて800年生きたとされ、永遠の命に苦しんで出家しました。

全国行脚の途中にこの地にも紫金の観音像を安置して、このお寺を開山したと伝えられています(…^^;)。

つつじ祭りでは色鮮やかな景色でしたが、今回は緑一色。

塩船観音寺夏

その代わり、新護摩堂脇のサルスベリがとてもきれいでした。

塩船観音寺サルスベリ

おいしい焼き団子&塩大福

新護摩堂の左手前に「普門閣」というお土産屋さんがあります。そこで売っている「つつじや」の焼き団子が大きくて、もっちりと食べごたえがあっておいしかったです。5本で¥450(つつじ祭り価格?)。

建物に入らず、脇の小屋で焼きながら売っているところで買うと、温かいものが買えます(通常期は閉まっているようです)。

塩船観音寺焼き団子

もう一つおすすめなのが、塩大福。こちらは3つで¥400。焼き団子とは違い、とても柔らかいお餅で、つぶあんが入っています。包み紙にも、塩船観音が印刷されているので、お土産にも最適です。

塩船観音寺塩大福

お昼はこの「普門閣」で山菜そばを食べました。こういうところの食事はまったく期待していなかったのですが、山菜の味もちゃんとしておいしかったです。ただし、つゆに甘みがないので、甘いつゆが好きな方は意見が分かれるかも。こういう場所で¥580ならコスパも悪くないと思うのですが。(ちなみに山門の外にもそば屋があります)

山門外の駐車場でもいろいろ売っていましたが、超強気な値段設定で何も買えず仕舞い^^;

アクセスMAP