東京都三鷹市にある八幡大神社に行ってきました。
江戸の大火で移り住んだ人の心の拠りどころ
八幡大神社は新宿駅から中央線・総武線に乗って約20分、三鷹駅下車。南口から徒歩12~3分のところにあります。バスも通っていますが、乗るほどの距離ではないと思います。
ここの地名は「(上または下)連雀」。江戸時代最大の被害をもたらした「明暦の大火(1657年)」によって、焼け出された神田連雀町の人々が移り住んだことに由来します。正しくは、幕府から火除地にするために元の土地を取られ、開拓移民にされてしまったのですが。でも、犠牲者10万人ともいわれる大火災。仕方がありません。
八幡大神社は、その人たちの「氏神社」として建立され、心の拠りどころとなりました。
3カラットのダイヤを使用した神輿
この神社の神輿は有名です。なぜなら、二之宮神輿の屋根にある鳳凰の目に3カラットのダイヤモンドを使用しているから。1994年版のギネスブックにも掲載されました。
しかし現在、その座は富岡八幡宮の「一の宮神輿」に取られてしまいました。その神輿の鳳凰は4カラットの目を持ち、胸に7カラットのダイヤを光らせています。さらに、鶏冠にはルビーが2,010個も使われているのです。(他にもこの神輿はたくさんの宝石類や貴金属を使用)
市の天然記念物「すだじい」
八幡大神社の御神木は「すだじい」です。三鷹市の天然記念物となっています。
大きく「すだじい」と立札が立ててあるので、この木の愛称だと思って調べてみました。「須田さん」という当時の神主さんか地元の権力者が植えた老木(じいさん)という意味なのか…?
結果。
「スダジィ」という木の種類だとわかりました^^;。要するにシイノキ。一般的に言うどんぐりの木。シイタケをつくる木(?)。日本で「椎」と呼ばれる木は本名が「スダジィ」なのだそう。
いや~、社務所で変な質問をしなくて本当に良かった^^。
象形文字のような御朱印
こちらの御朱印は墨書きが変わっています。
中央の神社名は普通ですが、その両脇に七曜が書いてあります。しかも字体が象形文字っぽい。さらにその脇に、その曜日の神様の名前が。
日(曜日)が天照大神で月が月読尊なのは想像できますが、その先はへぇ~って感じです^^。
御朱印帳を返していただいたときに、神様の説明が挟んでありました。
手書きの御朱印がほしい場合は
とても魅力的な御朱印ですが、通常は書置き対応です。この神社は杵築大社の兼務社なので、普段神主様はいません。
ちなみに「杵築大社」は三鷹駅の隣、武蔵境駅南口から3分のところにあります。創建から350年の武蔵境の鎮守様です。
話を戻して…。
普段は書置きなのですが、月に2度、神主様がいらして直接御朱印帳に書いていただけます。
それは、1日と15日の日中。朝早くや夕方は忙しそうです。
これだけいろいろ書いてあるので、少し時間がかかります(15分くらい)。その代わり、いただけると感動モノです。
この後、隣の霊泉山禅林寺に向かいました。