烏森神社の参拝が思いがけず早く終わってしまったので、もうひとつ気になっていた神社に行ってきました。梅の花がかわいい御朱印をいただける、東京・世田谷の松原菅原神社です。
わかりやすい道順(目印は何もないけど)
京王線、明大前駅と下高井戸駅の中間にあり、今回は明大前駅から向かいました。
まず、改札を出て左手のガード下を潜ったら、右折します。
京王線に沿って歩き、3つ目の踏切を左折します。踏み切りは渡りません。
後は直進です。トータル10分ほど歩きますが、迷わずにたどり着けるはず。
閑静な住宅地に急に現れます。苔むした塀には重厚感があります。
ほっこりする神社
寺子屋があった場所に、学問の神様である天神様を祀ったのが始まりの松原菅原神社。大きな敷地ではありませんが、ちょっとした庭園もあり、ほっとする神社です。
すぐ脇に祀られている厳島神社に渡る朱色の橋が、庭の緑に映えてきれいでした。
入ってすぐにある絵馬殿。彫刻が立派。
社殿の手前には天神様ゆかりの撫で牛もありました。
住宅街の中にあり、深い歴史があるわけではありませんが、断続的に参拝者が見えました。地元の人たちに愛されていることがわかります。
社殿に鈴緒がない
神社には大抵頭上に大きな鈴があり、鈴緒を振って鳴らします。
この菅原神社には、大きな鈴も鈴緒もありません。最近は落下防止や騒音問題の理由で外されているところもありますので、その類かなと思いましたが、鈴はちゃんとありました。
下の写真にも写っています。わかりますか?
賽銭箱の上に載っている、棒のようなものがそれ。棒の先に鈴がついています。5本あるので、一度に5人参拝できます。軽そうに見えますが、結構ずっしりとしていました。
使い方がわからず、福引の鐘のように振り下ろすように鳴らしてみたのですが、どうやら托鉢のお坊さんのように、下に向けて揺らして使うもののよう^^;。
梅満開の御朱印
「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ梅花 主(あるじ)なしとて春を忘るな」とあるように、菅原道真が愛していた梅の花。それにちなんで、この菅原神社の御朱印も梅の花が咲き乱れています。
道真が大宰府に流される際、愛でていた庭の梅の木に話しかけた別れの歌です。悲しい歌なのですが、やさしい人柄がうかがえます。後に祟りになるような人とは思えません^^;。
現在では学問も見ながら子供たちを見守る、良い氏神様です。