油山寺 33年ぶり御開帳と限定御朱印~遠州三山①

遠州三山のひとつ、醫王山薬王院油山寺では2017年4月中、本尊「薬師瑠璃光如来」の御開帳をしています。

これまでは100年に一度でしたが、それでは一生ご縁を結べない方も出てしまうので、2回の中開帳を挟むことにしたそうです。今年はその初めての年。33年ぶりの御開帳になります。

遠州三山とは

遠州三山は醫王山薬王院油山寺・秋葉総本殿可睡齋・法多山尊永寺の3寺をいい、どれも静岡県袋井市にある古刹です。車があれば簡単に回れますが、交通機関を利用するとなるとなかなか面倒な距離にあります。

いちばん面倒な場所にあるのがこの油山寺。他の2寺は本数はともかく、すぐ近くまで路線バスが通ります。しかし、こちらだけは最寄りのバス停から40分ほど坂道を歩かなければなりません。

とはいえ最寄りのバス停は「可睡齋入口」。可睡齋とセットで行くには都合が良いでしょう。

秘仏は美人顔!でもちょっと遠いのが残念

本来ご本尊は山頂の「薬師本堂」に安置されていますが、階段が多いので山門に近い「宝生殿」に移して開帳されています。

下の画像ではピンクのラインになります。(目立ちませんね^^;)

回向柱が立っているので外からでもご縁は結べますが、お姿をよく見たい方は内殿参拝(¥500)をお勧めします。外は明るすぎて内部が良く見えません。それに内殿参拝ではお手綱がありますのでより身近にご縁が結べます。

中では椅子に座ってゆっくり拝観することができます。ですがやはり薄暗く、距離も少し遠いのでオペラグラスなどがあると便利です。

行基上人・作と伝わる薬師瑠璃光如来像は少し色白でやさし気。弓形の眉と朱の唇が美しい、女性的な美人顔でした。

絶対に人気が出ると思うのですが、交通の不便さからか人は少なく、ゆっくり拝観できました。

他にも宝生殿は天井画と襖書で飾られていて、特に中央の花鳥図は見事です。

内殿拝観はこんな感じ

コの字に並んだ方丈→宝生殿→書院の順に拝観します。方丈の廊下には120mの世界一大きな数珠といわれる「大念珠」がかけられています。

書院を見学した後は宝生殿の左側から出るようになっていますが、襖は閉じられています。

そこで何だかよくわからずに開けると、いきなり戒壇巡りが始まります^^。

ちゃんと入ったら襖を閉めるように書いてあるのでいつも閉まっている訳ですね。

どの仏像も時代は新しそうでしたが、良い顔をしていました。

せっかくなので薬師本堂へ

油山寺には国指定重要文化財の三重塔があります。薬師本堂の本尊厨子も同じく重文。250段の階段を上って見てきました。

宝生殿からは一度礼拝門を出て脇道を進みます(案内図の水色ライン…見えますか?)。

途中に「油山寺」の名の由来となった「瑠璃の滝」があります。昔、この辺りから油が出たそうです。

低い階段が続きますが、最後だけ急な石段になります。少し崩れかけたり斜めだったりと歩きにくく、特に下りは要注意です。

薬師本堂には御開帳中ご本尊はいませんが、お前立ちが待っていてくださいます。

お堂の彫刻も緻密なものばかり。体力がある方は行ってソンはありません。宝生殿の内殿拝観も入れると1時間半ほどで回れます。

御朱印は4種類

礼拝門を入ってすぐ右手にある受付ですべての御朱印をいただけます。通常は「薬師如来」「不動明王」「軍善坊大権現」の3種類です。

見本はありませんが説明書きがあり、口頭でも案内してくださいます。本尊・薬師瑠璃光如来像の御開帳中は「薬師如来」の御朱印に中開帳の記念印を押していただけます。

油山寺は遠江四十九薬師霊場の38番札所ですので、上記の3種とは別に霊場の御朱印もあります。こちらの御朱印の案内はないので、希望されるときは申し出が必要です。

おまけ

袋井駅北口を出て右手に郵便局があったので、記念に風景印をもらってきました。

図案は油山寺の山門と三重塔、可睡齋のボタンです。平日の「てらたび」にはこのような楽しみもあります^^。

アクセスMAP

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