再びの善光寺。内陣参拝~夕座法要

刈萱堂往生寺から善光寺まで戻ると、まだ16時過ぎでした。せっかくのご縁だから、やはり前立ち本尊の内陣参拝をしておこうかと思い直し、内陣参拝券を購入。でも、時間的にお戒壇巡りや宝物館はあきらめました。子供の時に入ったので、まあ良いかと。

本音を言えば、善光寺のお戒壇巡り(真っ暗闇の中で鍵を探す)は一度は体験すべきかも。内陣参拝券で全部入れます。

おびんずるさん

おびんずるさん=賓頭盧尊者は慈悲深く博識で、お釈迦様の信頼も篤い人でした。神通力に長けて病を癒すことができたので、人々からも信仰されていました。

ところが、このおびんずるさん、酒好きだったんです。ほぼアル中^^。それがもとでお釈迦様から破門されてしまいます。

ですから、おびんずるさんはどこのお寺でもお堂に入れず、善光寺でも内陣の外にあるんです。でもそこは十六羅漢のひとつに数えられるほど徳の高い人。お堂の外でも人々を救い続けました…赤ら顔で。

酔っ払い

おびんずるさんが赤く塗られているのは酔っ払っているからだそうです。

おびんずるさんは数あれど、善光寺のものほど人々から篤く信仰されているおびんずるさんはありません。

内陣に上がる手前におびんずるさんがあり、みんな触っていきます。そばで案内していた方が、「優しく撫でるだけで大丈夫です。なでるとは手へんに無いと書きます。触れるか触れないかくらいがちょうど良い加減です。みなさんのは擦っているといいます」と説明していました。

たしかにおびんずるさん、擦り減ってますもんね。目の辺りは特に。子供のころは、この姿が怖かった^^;。

おびんずるさんの御朱印はこちら

内陣参拝

内陣参拝の列に並んでから1時間ほど、あと10分くらいで順番が回ってくるかな~と思っていると、急に案内の人たちから「前から順番に座ってください」と声がかかりました。

よく理解できていなかったので、「ちょっと長く正面から拝めることができてラッキー!」くらいの感覚で座って待っていました。ひょっとして解説つき?なんて期待したりして^^。

そのうち、上人様が入ってこられて、読経が始まりました。たくさんのお坊さんによる唱和は力があるなぁなどと感心していると、私たち参拝者も唱和するよう言われました。

我が家も信心深くは無いものの一応浄土宗なので、「南無阿弥陀仏」と10編唱えさせていただきました(というより、これしか知らない)

数珠

すると、上人様がお前立の前に進んで、いきなり厨子をパタン!

「え?」と思っているうちに緞帳までストン!

「???」な私。思わず隣にいた知らない女性に「開帳、終わった…んですか?」と聞いてしまいました。

皆さん蜘蛛の子を散らすようにいなくなり、時間は17時5分。結局私はあと少しのところでお前立を間近で拝めなかったことを悟りました。仕方なく、お前立ちと御本尊の厨子に向かって挨拶してきました。

もう、さっきまでの長く拝めると喜んでいた私、消えてなくなれ!という気持ち。

これぞ、夕座法要

当時まったく知らなかったのですが、開帳期間中、厨子を閉める際に毎日執り行われる特別法要で、私はそれに参加していたようです。お朝事の反対なので「お夕事」という名称かと思いましたが、善光寺では「夕座法要」というそうです。

これを内陣で見たいと思ったのに、うまく合わなくて内陣に入れなかったという人もいるくらい有名な法要のようです。

皆さんが急にいなくなったのはお数珠頂戴に並びに行ったからなんですね。ご縁をいただいたのに、知らないということは恐ろしい^^;。

朝はあまりにも人が多かった回向柱も、6時を過ぎるとだいぶ人が減ったので30分ほど並んで触らせていただきました。
回向柱

その後はさすがに疲れたので、駅前に予約したビジネスホテルに向かいました。

善光寺参りを終えて

善光寺のご開帳は毎回ゴールデンウィーク中がもちろんピークですが、5月中は平日でも大混雑するそうです。5月の平日より4月の土日のほうが空いているくらい。

可能であれば4月中に参拝されることをおすすめします。たぶん、どの時間帯でもGW中の半分くらいの並び時間で済むのではないでしょうか。

ちなみに私の父が同窓会のついでに5/18に参拝したのですが、回向柱が2時間待ちだったので何もしないで帰ってきたそうです。お前立ちは「外から見えた」と…。親子でも興味がない人にはこんなものです^^。

追記:
今年の御開帳期間中の善光寺参拝者は、707万人に及んだそうです。前回の御開帳と比べると34万人も多いとか。もちろん過去最高です。

北陸新幹線の開通も重なったかもしれませんが、やっぱり善光寺パワーはすごいですね。

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