西光寺と往生寺

長野には刈萱物語・石童丸物語などとして有名な、刈萱親子にちなむお寺が2つあります。

刈萱山西光寺

善光寺を一通り巡り終えたので、長野駅方向に戻って刈萱山西光寺に向かいました。正式には「刈萱山寂照院西光寺」。通称は「かるかや山」

善光寺からは30分弱の道のりです。ほとんど戻って長野駅のそばにあります。実のところ、本当はもっと早く着けると思います。距離的には1.5km、しかも下り坂。この日は季節外れに暑い日で、善光寺だけでバテバテだったので…。

刈萱山

こちらでは、双子のように二体並んだお地蔵様が御本尊です。名前は「刈萱親子地蔵尊」。刈萱道心・道念親子が一刀三礼で彫ったもので、刈萱道心作のものは重文になっています。

この話は少し後回しにして、先に進みます。

刈萱堂往生寺

西光寺をお参りした後にまた善光寺方面に戻り、本堂の左手(善光寺西の交差点)を左折。さらに急坂を登ったところにある、刈萱堂往生寺を尋ねました。正式名称は「安楽山菩提心院往生寺」。一般的にこちらは「刈萱堂」と呼ばれます。

この巡った順番に意味があるのですが、これも後回し^^。

往生寺に向かっている間、ずっとダラダラ上りが続きます。終盤の急坂は本当にきついです。しかも道幅が狭いので、車が来ると脇道まで必死に歩かねばなりません。グーグルでは50分弱の道のりと出ましたが、今回、私は1時間以上かかってしまいました。

あ、書き忘れましたが、最後、門前に急な石段もあります。行かれる方はぜひ、体力を温存して向かってください。疲れると写真を撮ることも忘れます^^。

疲れた

さて、こちらも刈萱親子ゆかりのお寺です。往生寺とあるように刈萱道心終焉の地とされています。また、こちらにも刈萱親子地蔵尊がいます。でも、西光寺のように似てはいません。(本尊は善光寺と関係が深いので、阿弥陀如来)

境内には吉良上野介が植えたとされる桜があります。吉良上野介も善光寺参りに来たのだそう。他にも、弘法大師作の波切不動尊、正一位豊國稲荷と盛りだくさん。

余談ですが、童謡「夕焼け小焼け」の曲は、このお寺のイメージから生まれたのだとか。

善光寺と往生寺はセット参りが基本

大住職の奥様のご好意で、1時間ほど堂内で休憩させていただきながら、お話を伺いました。

昔は参拝客が多くて賑やかだったとのこと。基本的に、善光寺に来たならば、往生寺にも参拝するものだったそう。冬季は前の坂が凍結してしまうので参拝が難しいのですが、ぜひ昔のように皆さんに来ていただきたいと仰っていました。

確かに歴史もあり、善光寺からほぼ道一本で来られるほどのわかりやすいところにあるのに、1時間お邪魔して、他の参拝者にお会いしたのは一人だけでした。歴史好き・うんちく好きの方にはたまらないと思うのですが…。

今回訪れた西光寺と往生寺、どちらも同じような逸話があり、2寺の歴史が混同されて伝わっているのでは、と思われます。しかし細かい事実を突き詰めるよりも、実際の御廟を拝見して親子に思いを馳せて見ませんか

ちなみに、西光寺にも刈萱親子と道念のお母さん(千里御前)のお墓があります。文章ばかりが長くなりそうなので、刈萱親子のお話はまた次回。

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