御朱印とは

「御朱印」
一昔前までは「お年寄りの趣味」か「信心深さの象徴」のような扱いでした。20年ほど前に御朱印を集め始めた時には、「おじいさんのお使い?」と毎回聞かれていた程です。それが今ではブームとなり、神社仏閣巡りの楽しみの一つとなっています。

今回はその御朱印についての概論です。

御朱印の意味

元々はお寺で納経した際に書いてもらう証文です。現在は参拝の証のような扱われ方ですが、厳格なお寺では今でも納経を求められます。

そして後々この世とお別れした際には棺に入れてもらい、閻魔様に「こんなに徳を積みましたよ~」という証拠にして極楽浄土に送ってもらうのです。

それに対して神社のものはお寺の御朱印人気にあやかっただけなので、本当に参拝記念です。その代わりに制約がありません。凝ったデザインやかわいいスタンプが押されることも多いので、最近は神社の御朱印のほうが人気があるようです。

何が書かれているのか

お寺と神社では御朱印の書き方にも違いがあります。一般的な御朱印に何が書かれているのか見てみましょう。

お寺の御朱印

一般的な形式

  • まず右上に「奉拝(参拝した証の意)」。続けて日付
  • 中央に仏様の名前や建物の名称
  • 左側下方に寺院名

印は右上と中央(御朱印)、そして左下に寺院の角印の3つ押されることが多いです。御朱印の形はバラエティ豊かで、梵字や篆書体など知識がないと読めないものが多く、それが魅力的。

墨書きも勢いがあり、書きなれている感じがします。ときにダイナミック!

ただ、日蓮宗と浄土真宗系のお寺はちょっと話が複雑になります。

日蓮宗のお寺ではお題目帳という、専用の帳面でないと書いていただけないことが多いですが、ひげ題目と呼ばれる特徴的な書体で書かれたものが本来の形です。ただし、気安くもらいに行くものではありません(あ、根本的にはどの御朱印もそうです)。

浄土真宗はそもそも御朱印がありません。もちろん、どちらも例外はありますけどね。

神社の御朱印

一般的な形式

  • 右上に「奉拝」(神社の場合は書かれないことも多い)
  • 中央に神社名、左側に日付
  • お寺と比べるとさっぱりした印象で、墨書きも線が細いものが多いです。

御朱印は神社名の大きな角印ひとつの場合が一般的。その字体も楷書に近いのでわかりやすいでしょう。

日付はお寺が右側、神社は左側に書かれていることが多いです。神社と比べ、お寺の御朱印は墨書きが一つ多いので、日付を入れると結構いっぱいいっぱいです。書いてもらう側からすれば、お寺の御朱印のほうが手をかけてもらった感じがしてうれしいかも^^。

御朱印がたまってくると、お寺と神社の違いがよりはっきり見えるようになってきます。どちらかと言えば、お寺の御朱印は男性に、神社の御朱印は女性に人気が高いようです。

いずれにせよ、手間隙かけて書いていただいた貴重なものなので、大切に保管してください。間違っても、余白に旅行記など書かないように^^;
(その昔、お寺の名前と参拝した時の印象を忘れないように御朱印帳の裏側に書いていたのがバレて、かなり怒られました)

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